2026-08-26 葛西 蒼空
皆さんこんにちは。葛西蒼空です。2026年8月21日から23日にかけて、東京ビッグサイトで国際鉄道模型コンベンションが開催されました。毎年コミックマーケットの次の週末に開催される、鉄道模型の一大イベント。今回は南1・2ホールを借り切っての開催でした。


前年に続き、今年も小学生以下1名につき保護者1名無料、つまり小学生の2人兄弟を持つ家族なら全員が無料で入れるということで、当日券を購入(というより貰う)列は一時南ホールの長い通路の外にまで出るほどの長蛇の列だったそうですが、私が到着したお昼過ぎもかなりの長蛇の列でした。しかし私や姉、みゆきさんは事前に購入した前売り券を手に一気に入口へ。

南2ホールから入場。入ると一面に広がる鉄道模型の世界が。先週はここでコミックマーケットの一般サークルがひしめき合っていたとは思えない変わりっぷりですよね。


国際を銘打つだけあって、海外メーカーの出展はないものの海外をテーマにしたジオラマ作品の出展はいくつかありました。Nゲージもさることながら、Oゲージの模型にも目を奪われます。大きくスペースをとるので、路面電車のような小型の車両が行きかうものの、それでも存在感は圧倒的。Oゲージサイズになると、ストラクチャーは既製品はほぼないでしょうから、全部フルスクラッチでしょうね。作りこみのすごさに見とれてしまいました。


左は毎年出展している箱根登山鉄道のうち、車庫がある入生田~強羅を再現するサークルの展示物。まだまだ未完成の部分が多いものの、毎年少しずつ風景が充実していっており、完成した暁にはどうなるのか楽しみにしています。
一方右は今年初めて見た、江ノ島電鉄をモチーフとしたジオラマ。複数のジオラマを並べたように見えますが、すべて1本の線でつながっており、この中で藤沢~鎌倉の全区間を詰め込んでいるようです。江ノ島電鉄に乗ったことがあれば、大体どこがどの辺を再現しているかわかるのではないでしょうか。箱根登山鉄道は自動運転でしたが、江ノ島電鉄は自分たちで運転しているのが印象的。実物同様6本の列車を6人で操作していました。


左は冬の只見線滝谷川橋梁。実物の写真と見比べたんですが、本物じゃないかと見間違うレベルの最限度に驚かされました。雪の表現もきれいですね。重ねて言いますが、これは模型の写真ですからね?
一方右は千葉県の上総中野駅。小湊鐵道といすみ鉄道が出会う、山の中の無人駅。国鉄型気動車しかいませんが、小湊鐵道側はJR東日本から譲受したキハ40系、いすみ鉄道側はJR西日本から譲受したキハ28形とキハ52形。この3車種って共演していたっけ?と調べたら、小湊鐵道でキハ40系が運行開始した2021年春から、いすみ鉄道のキハ28形が引退する2022年秋までの約1年半のみ、上総中野で出会うことはあったようです。もっとも、小湊鐵道側は運用によるので、どのくらい東北地域色のキハ40と顔を合わせていたかはわかりませんが。


一般サークルの出展を一通り見た後は、企業ブースへ。カトーやトミックスなどのメーカーは新製品発表やジオラマ制作の実演などプロモーションに力を入れています。その中でまず左は、2026年8月のトミックス新製品発表ライブで公表された東京BRTのSORA。2022年に連節バスのエルガデュオは製品化されていましたが、主力車両であるSORAがついに念願のバスコレで登場。車両本体のほか、動力と道路、バス停が一通りセットになって発売されます。特徴的なレインボーカラーがきれいに再現されており、これは予約しないといけませんね。
一方右は機関車が好きな姉が気になっていた、トミックスの「ロイヤルエンジン」ことEF58形61号機。2026年5月に製品化発表されています。今回初めて試作品ながら完成形に近い状態で出品。すでにロイヤルエンジンはカトーから発売されていましたが、トミックスは御召機ならではのため色のほか、美しい艶も実感的に再現。しかしパンタグラフはまさかのプラ製なのが物議をかもしています。メーカーによれば、御召機ならではの装飾を再現するにあたり、金属パーツではなくプラ製品で塗装する方が実感的に仕上がるからだそうですが、耐久性がちと不安。


一方HOも気になる新製品を見てきました。左は天賞堂が展開する「T-Evolution」シリーズの新作、江ノ電1000形。HOゲージ版鉄コレみたいな立ち位置で基本はディスプレイモデルとしつつ、パーツを追加することで走行が可能な鉄道模型にできるというのも鉄コレと同じ。塗装やタイプ違いで6種類ラインナップされますが、一時期京福電鉄とのコラボで走っていた「京紫」塗装を自作で再現するのもいいかもしれませんね。
右はプラモデルメーカーのフジミとカツミが協業して送り出される、江ノ電2000形。天賞堂の1000形に続けという形で2026年6月に製品化発表されています。共同開発ながら、フジミではキット形式、カツミからは完成品で発売予定だそう。モックアップを出品していたのはカツミの方。現行塗装で行先表示器を移設した現行の姿をディスプレイモデルにするそうで、別途動力ユニットを企画しているとか。値段は張りますが、江ノ電は長くても4両編成で、さらに単線区間しかなく、急カーブの連続なので、HOゲージの入門にもうってつけではないでしょうかね?カツミ完成品は約32,000円、天賞堂の1000形は約15000円なので、HOゲージの割には安いものの、4編成そろえて動力化すると軽く10万円はかかりそうですが。
以上軽くではありますが、会場の模様をお伝えしました!次回はさらに規模を拡大して開催するとの話もあり、より盛り上がるイベントになりそうですね。今回の記事をご覧になった方も、ぜひ次回は足を運んでみてはいかがでしょうか?それではまた!
