鉄道模型コンテストに行ってきました

 2025-08-03  葛西 蒼空

皆さんこんにちは。葛西蒼空です。

2025年8月2日、新宿住友ビル三角広場で開催された鉄道模型コンテストに行ってきました。高校生による鉄道模型の甲子園とも称される「鉄コン」こと鉄道模型コンテスト、意外にも初回は2009年と歴史が古く、当初は毎年8月に東京ビッグサイトで開催される国際鉄道模型コンベンション内で開催されていたそうですが、2012年からは独立して開催され現在に至っているそうです。私も高校生当時に参加資格を得られたようですが、残念ながら私や姉、主宰が通っていた高校には鉄道を扱う部活動が存在しなかったため、参加しようにも参加できなかったでしょうね。

しかしメインは高校生が対象ですが、実は一般部門も併催されており、KATOが普及させているモジュールレイアウトの規格、「T-TRAK」をテーマにしたコンテストや、同じくKATOが発売しているミニジオラマサーカスも開催。こちらは高校生に限らず広く一般から参加を募っています。ということは私にもチャンスがあるということですね!私も東京メトロ銀座線でT-TRAKに準拠したモジュールレイアウトを作るつもりでいるので、勉強がてら足を運んでみました。

こちらが新宿住友ビルの三角広場。大江戸線都庁前駅の目の前ですが、新宿駅からも地下道経由で徒歩圏内です。受付で入場料(1000円)を支払い、会場内へ。会場内は夏休みということも相まってかかなりの賑わいでした。

T-TRAKのコーナーは会場の比較的奥の方にありました。出品されているレイアウトは連結され、運営側で用意した車両が走行しています。つまり、車両がキチンと走行できる状態でなければ審査の対象外になるんでしょうね。

ディズニーシーをイメージしたレイアウトですね。ディズニーエレクトリックレールウェイは高架鉄道なので、T-TRAKに組み込むのは難しかったか、本線はまさかの海中に引かれていますね。とはいえ、車両が走行できるレールであれば、必ずしも軌道の体をなす必要はないということですね。

こちらは立体的に作りこまれていてくぎ付けになりました。この狭い空間に高低差のある配置はかなり高度な技術が必要そうですね。私は銀座線なので、ここまで立体的なモジュールを作ることはなさそうですが、表現の方法として参考になりました。

左は京急の県立大学駅周辺、右は宇都宮線の利根川橋梁。いずれもT-TRAKダブルボードを2枚使用して1つの作品に仕上げています。1人1枚という制約はないんですね。だからと言って10枚とかはさすがに断られるでしょうけど、2枚なら銀座線のどこかの駅を再現することはできそうですね。

続いてはミニジオラマサーカス。KATOが発売しているミニジオラマベースを使った作品部門で、こちらも一般から募った作品が展示されています。T-TRAK同様、作品が連結されており車両が走行しています。

ミニジオラマベースは、「ジオラマくん」「ミニジオラマベース直線線路 S124」「ミニジオラマベース
曲線線路 R183」「ミニジオラマプラス」の4種類がラインアップ。カーブは一般的な電車の最小通過半径よりも小さいカーブなので、路面電車タイプの電車が走行しています。

どれも小さいながらも工夫を凝らして見ごたえのある作品になっていますね。こういうものに挑戦するのもありかな?

このほか、主催者であるKATOによるレイアウトの展示走行や、新製品の紹介、さらにジオラマ材料の実演などが行われていました。

左はオリエント急行。再生産ですが、機関車好きなうちの姉が珍しく?客車を欲しがっていたのでおそらく買うのでしょう。またヨーロッパの客車なので、意外にも光さんが作っているごちうさの世界のジオラマにも合いそうですね。ごちうさの舞台である街のモチーフとなったコルマールへは走っていませんでしたが。

右はKATOが発売する「日本の草はら」の実演。「芝生の達人」という機械を使って実感的な芝生を再現することができるんですね。写真はさらに長短、濃淡の草を組み合わせたほか、花や葉を再現したターフ、さらにスノーパウダーを重ねたもの。よりリアルに見せるには、様々な素材を組み合わせることが重要だという学びを得ました。

ということで会場リポートはここまで。来週は日本鉄道模型コンベンションがあるので、そちらもレポートできればと思います。ではまた!