国際鉄道模型コンベンションへ行ってきました

 2025-08-10  堀江 みゆき

皆さんこんにちは。堀江みゆきです。

2025年8月8日から10日にかけて、東京ビッグサイトで国際鉄道模型コンベンションが開催されました。今回は蒼空が仕事だったので、私とうちの主宰が足を運んできました!いつもならこの時期、東京ビッグサイトではコミックマーケットが開催される時期。しかし今年は時期が前後して国際鉄道模型コンベンションの方が先に開催されました。

私たちは事前に主催者であるModels IMONの店舗で前売り券を購入していたので、入場証である缶バッジを引き換えて中に入場。

入場してまず目を引くのは様々な貨物列車の展示。今回のテーマは貨物列車ということで、HOゲージや12㎜ゲージの車両が展示されていました。12㎜ゲージはModels IMONの製品が中心ですが、コキ106でも1両6万円程するので、手軽に買えるものではありません。HOゲージも貨車は比較的廉価ですが、それでも編成にするには数十万円かかってしまいます。私が展開している「HOゲージで楽しむ鶴見線」では、貨物列車も取り扱いますが、「自宅で手軽に」というのももう一つのコンセプトなので、フル編成ではなく最大でも6両程度に短縮し、雰囲気重視で展開していきます。

国際鉄道模型コンベンションでは、一般の趣味サークルの展示も欠かせません。特に目を引いたのはこちらの集合式レイアウト。欧州をモチーフとしているのでしょうが、光が展開している「ごちうさの世界」で参考になると思い、写真を多めに記録しました。今は普段ココアたちが生活している「木組みと石畳の街」を制作していますが、いずれはココアの故郷である海辺の街もやりたいみたいなので、左右の海辺や崖の表現も大いに参考になるでしょうね。

こちらは左から井の頭線の新代田付近、大井町線の下神明付近、そして箱根登山鉄道の集合レイアウト。井の頭線といえば紫陽花ですが、その紫陽花の表現が精密かつリアルで感動しました。大井町線は0系新幹線や湯たんぽが走っていた昭和の時代がモチーフですが、街並みを切り取る手法が参考になりますね。そして箱根登山鉄道の集合レイアウトは毎年展示されているのを見ます。箱根湯本から強羅まで、現在登山電車が走る区間全線を再現する壮大なプロジェクトのようですが、果たして私が生きているうちに全線が再現される日は来るのか!?まああまり人の事言えた舘賀ではないですけどね^^;

続いては企業ブース。KATOは最近ジオラマ制作に力を入れているのか、いろいろな場所でジオラマ素材の実演をやっていますね。うちも作る楽しみを発信しているので、より一層頑張らねば!

新製品の展示も行われていました。オリエント急行は、普段機関車にしか興味のないのぞ海さんが珍しく狙っている客車だそう。これを光が作っている「ごちうさの世界」で走らせるのもよさそうですね。ちなみにああ見えてのぞ海さんは機関車の模型結構集めているんですよ。EF58の61号機とかC62の2号機とか、ありきたりな車両よりもアイドル的な人気を持つ車両が中心ですが。

続いてはトミックス。新製品のデモンストレーションや開発中の「鉄コレポケット」のデモンストレーション、さらに歴代の鉄道コレクションの展示が行われていました。もう20周年だそうですね。最初はワンコインで発売されていたそうですが、今や1両3000円の時代に。選定される車両も初期はTOMIXなどでは発売されなさそうな旧型電車やマイナーな私鉄の車両が中心でしたが、今はTOMIXブランドでは到底発売数が見込めず、とんでもなく売価が高額になりそうな車両を、動力やライト類を省略して少しでも安く販売するために利用されている感がぬぐえません。でもゆりかもめなど意欲的な展開も行っているので、今後の展開にも期待したいですね!

一番右は天賞堂のブースで展示されていた江ノ電1000形の参考出品。HOゲージ版鉄コレとも形容される「T-Evolution」シリーズの最新作はなんと江ノ電1000形!国鉄クモヤ145形からスタートしたこのシリーズ、今まで145系、東急7200系、東武6050型、京急1000形とその派生で琴電を展開してきましたが、江ノ電とは!でも手軽に楽しめますし、1000形といえば江ノ電の主力車両なので1000形の重連もごく普通に見られる光景なので4両で楽しむこともできますね!展開も現行仕様から登場時、サンセット号まで計画しているそうで、手軽に楽しむHOゲージの選択肢が広がりそうです!(ただ欲を言えばポスターの後ろに写っている300形もですね…天賞堂さんなんとか!)

会場の一角には、中小やガレージメーカーのコーナーも。ここのパンケーキコンテナのブースで、UM12Aコンテナのペーパーキットを購入。リニア新幹線の残土輸送にも使われているコンテナで、もちろん私のプロジェクトでも取り扱います!神奈川県区間のトンネル掘削で発生した残土を川崎市にある東扇島の埋め立て拡張に活用するため、梶ヶ谷貨物ターミナルから扇町まで不定期で運行されています。フル編成だとコキ100系12両なんですが、そんなにスペースもないし、さらにコンテナを36個つくるのもなかなかしんどいので、私のプロジェクトでは4両に短縮してやります。

このほか、蒼空の東京メトロ銀座線で使えそうな、メトロの駅で見られるベンチのパーツを購入。最近は3Dプリンターが入手しやすくなり、これを駆使したパーツを展開するガレージメーカーが増えたように感じます。いつも何時かは3Dプリンターで様々なパーツを自在に内製できないかな、と思っていますが、うちのメンバーでCAD使える人がいないのが問題点。

ということで今回は国際鉄道模型コンベンションのレポートをお届けしました!ぼうそうぶ鉄道模型部では、今後も「作る楽しみ」を発信していきますので、ぜひYouTubeチャンネルともどもよろしくお願いします!また来週8月16日から17日には、同じ東京ビッグサイトでコミックマーケット106が開催されますが、ぼうそうぶもサークル参加します!

鉄道模型ではなく「東京BRT」がテーマですが、今回はぼうそうぶが追い続けた東京BRTの5年間の成長の記録を同人誌化!東京BRTの前史から現在までのあゆみ、ぼうそうぶの取材記録、そして各種資料もオールインワンにした、東京BRTの5年間のすべてが詰まった一冊に仕上がりました!

当日コミックマーケット会場にお越しいただけない方のために、今回もメロンブックス通販で同日発売開始予定!現在メロンブックス通販で予約も受け付けているので、ビッグサイトに行けないけど絶対に手に入れたい!という方は予約をお勧めします!

当日ビッグサイトにお越しの方は、事前にアニメイトやメロンブックスなどで「8月17日のリストバンド方参加証」を購入してください。現在コミックマーケットには無料で入ることができず、必ずリストバンド型参加証を購入しなければなりません。午後入場に限り、現地で当日販売も実施されますが、事前に購入する倍以上の値段がするので、すでにビッグサイトに行く意思がある方は今のうちに購入しましょう!ぼうそうぶは東6ホールの「サ13a」でお待ちしております。当日は主宰とその知人が対応にあたります。私たちメンバーはいませんのでご了承ください。ただし、主宰と蒼空の名刺をご用意しましたので、ご入用の方は主宰までお申し付けください!