2026-04-19 葛西 蒼空
みなさんこんにちは。葛西蒼空です。
2026年3月21日から22日にかけて、東京都豊島区にある東京芸術劇場で池袋鉄道模型芸術祭が開催されました。今年で10回目の開催となるそうですが、ちょうどこの日、動画の撮影で山手線を回っており、SNSで開催を知って急遽足を運びました!


最初はこれだけ?と思ったんですが、地下1階と5階、合わせて5つのエリアで開催されていました。まず目を引いたのは、HOゲージの自動運転実演。鉄道模型の自動運転はTOMIXがシステム展開しており手軽になっていますが、なんとSL列車の連結開放、転車台回転、機回し、連結の一連の流れまで自動で再現されています。


続いては5階エリア。まず目を引いたのは、ケーブルカーではなくアプト式鉄道のジオラマ。車両はケーブルカーの形ですが、ケーブルで牽引されているわけではなく、車両に搭載されたモーターで、ラックレールを駆使して自力で走っているようです。こんな鉄道って実際あるんですかね?


アプト式はこちらにも。こちらは碓氷峠で走っていたED40形ですね。スケールは80分の1サイズでキハ58形はショーティーになっています。ラックレールは3Dプリンターで製作したようで、実物と同じくラックレールの力を借りて上り下りしていました。鉄道模型の世界は広いですが、アプト式鉄道は機構が複雑かつニッチなので、自作に挑戦している人くらいしか見かけないですよね。こういう挑戦は本当にすごいと思います。



「芸術」と銘打っているだけあって、実物を限りなくリアルに再現するという方向性から逸脱した秀逸な作品も見ることができました。シルバニア人形を貴社に乗せるアイデア、ありそうでなかなか見ないですよね。シルバニア人形自体が大きいので、見た感じOゲージサイズでしょうか。中央は小さなトランクケースに収まるレイアウト。Zゲージではロクハンが半完成品として発売していますが、これはさらにNゲージをショーティー化したもの。こんな小さな電車でも自走できることにも驚きです。そして右は海外の臨海鉄道をモチーフとしたジオラマ。HOゲージスケールと思われ、L字型に広がるジオラマは作りこみも丁寧で見入ってしまいました。
そうそう、この日はモデルスイモンなどでおなじみの井門コーポレーションの井門社長の姿も。主催はNPO法人日本鉄道模型の会ながら、井門コーポレーションは後援として参画していたそう。首都圏に6店舗を構えるほか、メーカーとしての側面も持つ同社ですが、最近は倒産や廃業したメーカーを相次いで引き継いでいるほか国際鉄道模型コンベンションの主催をしており、模型界での存在感が年々増しているように感じますね。
我々もこういう場で作品を見せたいと思っているんですが、いかんせんなかなか進めることが難しくて。金銭面もさながら、働きながらだととにかく時間が…それでも制作はみんな断念したわけではないので、気長に待っていただければと思います。それではまた!
